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【2025年度主将・野中健吾選手】今後ガチでJAPANの10番になる選手【早稲田BKの大黒柱】

2/9、早稲田大学から2025年度チーム体制がリリースされ、野中健吾選手が早稲田大学第108代主将となることが発表された。
と同時に、副将には田中勇成選手、主務、寮長、委員等のメンバーも発表となった。

その中から今回は新主将となった野中選手をピックアップ。
3/25に発表されたU23豪州遠征のメンバーにも入った野中選手はどんな選手なのか、どんな経歴の持ち主なのかをお話しさせていただく。

4/20に開幕する大学ラグビーの新シーズンに向けて当コンテンツも含めて見ていっていただき、モチベーションを向上してもらえれば幸い。

オーモリ

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目次

野中健吾選手

改めて、野中健吾選手。

2003/4/9生まれで来月22歳となる。
公式で身長180cm、94kg、サイズとしては決して大柄ではない。
主にFH、ICTBを主戦場としており、タイトルにもある通り、ここ数年の早稲田BKにおける大黒柱といっていいだろう。

野中選手のプレースタイルをざっくりとまとめるとこのようになるだろうか。

今季は服部選手の台頭でICTBでのプレーが多かったが、それ以前はFHでのゲームタイムも多いことから、基本は司令塔タイプでゲームメイカー型の選手。

ラン、パス、インプレーキック、ディフェンスをそつなくこなす中で、プレースキックの精度は特に高い。
そこに先にも挙げたように卓越したゲームメイク能力を持ち合わせる。

高校JAPAN、U20、U23と世代別の代表にいずれも選ばれており、世代の中でもトップクラスの司令塔であることが窺える。

また、後述するが、これまで故障による長期離脱がないことから頑丈さにも非常に長けている。
故障が付き物のラグビーにおいてこのストロングポイントは非常に評価できる点だろう。

JAPANベースで見ると、順調に階段を上がってきており、今後、本代表に入ってくる可能性は十分にあると思われるし、そうなってほしいと心から思う。

(ここから経歴)幼少期〜中学生

幼少期

そんな野中選手はお父様、お兄様である亮志さんの影響で、5歳の時大阪・枚方(ひらかた)RSで楕円球と出会う。

中学生

亮志さんは花園優勝経験があり、現役時代CTBとしてプレーしていた。
野中選手自身、お兄様が現役時代はラグビー、それ以外の部分で真面目だったと語り、憧れの存在だった。

そんなお兄様と同じジャージを着るために東海大仰星に中学から入学。

太陽生命カップでは2年連続で優勝。
ちなみにこの大会の決勝で勝利した茗溪学園中学には筑波の新主将、高橋選手が出場していた。


3年生では大阪府中学校選抜に選ばれ、ここでは大会3位。
ちなみに、この大会の準決勝で敗れた福岡県代表のトイメンは明治の新主将、平翔太選手であり、3位決定戦で対戦した東京スクール選抜には、先に挙げた早稲田の新副将、田中勇成選手が在籍。

高校生

高校はもちろん東海大仰星へ進学。

1年生時は出場機会がなかったものの、2年生からチームのBKの中心選手として出場機会を得る。

2年生

2年生の春、夏の全国大会はコロナウイルスパンデミックの影響で開催は見送りとなったが、花園では予選を含め、全試合で先発し、12、15番として活躍。

準々決勝では今季の東海大主将の近藤選手と10、12番コンビを結成。

成績は準々決勝で東福岡高校との80分の激闘の末、引き分けとなり、抽選の結果、準決勝へは進めず。

ただ、この激戦は大会史に残る名勝負となった。

3年生

3年生時は春、夏の全国大会の開催が再開。

その中で15人制の大会では全試合、12番で先発。

春の選抜では準決勝で東福岡に敗れ大会ベスト4。
中学時代同様、ここでも福岡県の牙城は崩せなかった。

夏のセブンスでも大会メンバー入り。
チームのカップトーナメント優勝に貢献。

そしてこの年の花園でも優勝。
憧れと語ったお兄様と同じ場所までたどり着いた。
と同時に、この大会の準決勝では東福岡から勝利を収め、ようやく福岡県の壁も突破した。

この年の高校JAPAN候補に選出されていたことで、大会後の高校JAPAN候補エキシビションマッチのメンバーに選出された。

大学生

高校卒業後の進路として選んだのは早稲田大学。
スポーツ推薦ではなく、小論文などが出題されるAO入試で早稲田へ合格。
早稲田を選んだ理由として、高校の先輩である現埼玉の長田選手、SGの河瀬選手の影響が強かったと本人は語っている。

1年生

大学入学後は1年生からBKのフロントラインとしてゲームタイムを確保。

当時は守屋選手、吉村選手、伊藤大祐選手らとポジションを分け合い、対抗戦全7試合、選手権全4試合、合計11試合、内先発8試合で734分出場。
ちなみに対抗戦は全試合フル出場。

選手権では22番での出場機会が増え、ゲームチェンジャーの役割も担った。

2年生

2年生では10番は久富選手が定着したこともあり、主に12番での出場。
この年からチームのメインキッカーも務める。

この年は対抗戦全7試合、選手権全2試合、合計9試合、全試合先発で675分出場、33本キック成功とした。

U20

またこの年にはU20のメンバーに選出され、ワールドラグビーU20チャンピョンシップへ出場。

勝利こそ収めることはできなかったが、自身は壮行試合を含め、5試合先発で、385分出場とした。

3年生

そして直近のシーズンだった今季は対抗戦全7試合、選手権全3試合、合計10試合、全試合先発で781分出場、47本のキック成功、対抗戦104得点は今季1位。

この年、メインの10番となった服部選手の負傷に伴い、シーズン序盤は10番としての起用がメインとなっていたが、服部選手の復帰後は12番として服部選手とチームを支えた。

以前の記事、動画でも触れたが、今季これだけ服部選手が大学レベルでブレイクできたのは野中選手のサポートも少なからず影響しただろう。
また、同期でOCTB、野中選手が仲の良い選手とその名を挙げている福島選手との相性もよく写る。
今季のタレントが豊富だった早稲田BKを野中選手がコネクションしていたからこそ、今季の早稲田のBKは魅力的に見えていたのかもしれないと、今季を振り返ると思うなどした。

その他、大学3年間を合計すると対抗戦全21で先発、選手権早稲田が戦った全11試合、内先発8試合、合計32試合、29先発、2190分出場と、ここ3年間の早稲田において最もゲームタイムが長い選手となっている。
先にも挙げた通り、この頑丈さも野中選手の魅力の1つと間違いなく言える。
それだけに、来季も大きな故障なく、シーズンを駆け抜けてほしい。
こういった選手に限って最終年で大きな負傷を負ってしまう選手は少なくないからだ。

荒ぶる、そしてJAPANへ

改めて、大学最終年となる今季は主将としてチームを牽引する立場となる野中選手。

来季の早稲田BKはSH以外は今季と変わらないメンバーが揃う。
そこに今季の高校JAPANのSH、川端選手が加わる。
BKだけを見れば全員が健康であれば、大学トップクラスのタレントが揃っていると見ていいだろう。

FWで奮闘、特にスクラムが崩壊することがなければ、自慢のタレント揃いのBKが躍動し、選手権上位、最終的には荒ぶるに届くだろうか。

また、対抗戦各大学の新主将たちを見ると、明治の平主将、慶應義塾の今野主将、筑波の高橋主将、そして確定ではないが帝京の大町選手と、お互いに切磋琢磨してきた当時のU20の中心だった世代を牽引するBKの選手たちが並ぶ。

今季はその中からどの選手が率いる大学が対抗戦、その先の選手権を制するのか、という視点からも楽しみのあるシーズンとなる。

そして、オーモリ的には野中選手は最終、JAPANの10、12番となる可能性が十分にある選手だと考えている。
冒頭にも触れたが、今季終了後に発表されたU23候補メンバー及び、オーストラリア遠征メンバーにも選出。
これによってJAPAN首脳陣も完全に野中選手の存在を認知した。

その上で、前回挙げた今季のJAPANのFH、というコンテンツでも触れた3つの条件のうち、所属クラブが強いこと、長期安定したパフォーマンスという点は野中選手は現状クリアしている。
あと1つのFHとしてのゲームタイムは今後リーグワンに入ってからいくらでも伸ばすことができる。

そのコンテンツ内で大穴として服部選手の招集があるかと申し上げたが、コンテンツ作成後、野中選手も試合には出られなくとも、代表合宿に招集はあるのではないかと希望的観測込みで思った。

大学卒業後はリーグワンでラグビーを続ける予定とのこと。
近年、早稲田のBKの選手たちは決まったチームではなく、割とその進路先がばらけている印象なので野中選手がどのチームに入るかは皆目見当もつかない。

その上で来季でリッチー・モウンガ選手の契約が切れるBL、プレースタイルが似ている国内トップのFH、田村選手擁する横浜E、バーナード・フォーリー選手の契約が切れるスピアーズ、この辺りに入団となるとオーモリ的には面白いと思うなどした。

YouTube
【2025年度主将・野中健吾選手】今後ガチでJAPANの10番になる選手【早稲田BKの大黒柱】 【拝借した画像】https://www.wasedarugby.comhttps://rugby-rp.comhttp://kir489011.kir.jphttps://www.tokai-gyosei.ed.jphttps://www.tokainewspress.comhttps://www.br...

引用元

早稲田大学ラグビー部

https://rugby-rp.com

クボタスピアーズ

https://www.tokai-gyosei.ed.jp
https://www.tokainewspress.com

ブレブルーパス東京

https://t.pia.jp

https://twitter.com/jerfu_1924?s=21

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この記事を書いた人

千葉県出身。ラグビーに対する感想を発信するYouTubeとブログを運営。またその運用方法も発信。全ての選手関係者へリスペクトを込めて。
賃貸不動産営業の会社員が本業。夢は副業で独立。
MLBもにわかながら好き。

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