いよいよ4/20、大学春季リーグを皮切りに今シーズンの大学ラグビーがスタートとなる。
ということで今回はそんな大学ラグビーシーズンが待ちきれない方々のために、オーモリ的に今季活躍が楽しみな選手を30人、ランキング形式でご紹介させていただければと存じる。
大学ラグビーファンの皆様、今季から大学ラグビーを本格的、もしくはさらっと見てみようと思っている方々の参考になれば幸い。
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ランキングにおける前提
最初に、今回の選手紹介について次の5つの前提を押さえていただければと思う。
それが
・新1年生は除く。
・対抗戦の選手が大半を占める。
・完全にオーモリの独断と偏見
・ポジション毎に偏りがある。
・故障の情報は一切考慮していない。
この5点。
新1年生は除く
まず1点目、今回のランキングでは新1年生を除く。
なぜなら、在校生と新入生では前年の比較対象がことなるため。
当然だが、在校生はすでに大学レベルで1シーズンプレー経験があるのに対し、新入生は高校レベルでしかプレー経験がない。
そうなると、選手間同士の比較レベルが異なるため、難しいランキングになると今回は判断した。
あとは単純に人数が多くなってしまうという理由もあったりする。
ちなみに、新入生の動画はさ改めて作成予定。
したがって、今回のランキングから新1年生は除く。
対抗戦の選手が大半を占める
次に2点目、今回のランキングは対抗戦の選手が大半を占める。
なぜなら、オーモリは昨シーズン、対抗戦をメインに見ていたから。
これは申し訳ないとしか言えないことなのだが、今回のランキングは昨シーズンの活躍をベースに作成した。
その昨シーズン、オーモリは選手権前で言うと、対抗戦の試合を多く観戦した。
そのことで他リーグの選手について詳しくない。
したがって、今回のランキングは対抗戦の選手が大半を占める。
完全にオーモリの独断と偏見
次に3点目、当然だが、今回のランキング、と言うか、この手のランキングは今後も、オーモリの完全な独断と偏見による。
なぜなら、当チャンネルはオーモリが1人で運営しており、動画作成時には誰の意見も聞かないため。
したがって、今回のランキングはオーモリの完全な独断と偏見による。
だからこそ、オーモリの偏った思考を正すためにも皆様からのコメント、お待ちしております。
ポジション毎に偏りがある
次に4点目、ポジション毎に偏りがある。
3点目に付随することなのだが、オーモリ1人で作成しているランキングとなるため、オーモリがよく注目するポジションの選手が多くなる。
故障の情報は一切考慮していない
最後に5点目、故障の情報は一切考慮していない。
私オーモリは、どこの大学からも情報を得られておらず、チーム関係者でもない。
つまり、各チームの台所事情、怪我人の情報等はこの世にリリースされていないと知りようがない。
したがって、今回のランキングでは怪我人等の情報は一切考慮しないものとなる。
以上が今回のランキングにおける前提となる。
では、これらを踏まえて、2025年度、大学ラグビー注目選手ランキングトップ30をご覧ください。
1人1分でも30分かかるのでサクサクと進めさせていただく。
30位 山村和也


30位、明治大学4年生、山村和也。
明治ファンの皆様のコメントを拝見するとずっと将来を楽しみにされてきた選手の1人だったが、昨シーズンの最終盤で出番が与えられたきりだった。
いよいよ最終学年となる今シーズンでブレイクはあるだろうか。
29位 松沼寛治


29位、早稲田大学3年、 松沼寛治選手。
1年生のデビューイヤーで抜群の活躍を見せた。
昨シーズンは負傷により全休。
松沼選手には早稲田FWのキーマンとして、故障明けながら非常に大きな期待が寄せられているだろうか。
28位 利川桐生


28位、明治大学4年生、利川桐生選手。
昨シーズンは負傷によりシーズン全休。
大学入学後の3年間でフルシーズン出場したシーズンはなし。
ただ、各世代別の代表にはそれぞれ選ばれ、昨年はJAPANの合宿にも召集されたことからわかるが、能力は間違いない。
今季はチームの副将に就任。
大学最終年で初めて、フルシーズン出場となるだろうか。
と、ここまではバウンスバックに期待の選手達。
27位 コンラッド・セブンスター


27位、東海大学3年、コンラッド・セブンスター選手。
1年生からチームBKの中心選手として出場してきた、ビッグキックとダイナミックなプレーが持ち味の選手。
昨シーズン、リーグ戦3位に沈んだチームの再建の中心となることが期待される選手の1人だろう。
26位 今野椋平


25位、慶應義塾大学4年生、今野椋平主将。
今シーズン、慶應義塾の新主将。
今季、対抗戦主要校におけるBK新主将達の1人。
BKの各ポジションをこなすユーティリティー性、ランキック等、全プレーのステータスが高いことが魅力の選手。
今季はどのポジションで活躍するのか楽しみ。
25位 東海隼


25位、明治大学4年生、東海隼選手。
この選手は昨シーズン選手権で出場機会を得た選手。
短いゲームタイムの中で好プレー、特にボールキャリーを連発。
大学入学後、フルシーズン出場した経験はなし。
最終学年のシーズンでまずはゲームタイム確保ができるか注目。
もし出場機会を得られれば、今季、個人的にブレイク候補の1人
24位 上ノ坊駿介


24位、天理大学4回生、上ノ坊駿介選手。
昨シーズン、久方ぶりに関西リーグ優勝を達成した天理大学の中心BK。
昨シーズンの主将、筒口選手が卒業し、この上ノ坊選手にかかる期待は当然大きくなるだろう。
U23の遠征メンバーにも選ばれ、世代屈指のFH、FB。
23位 時任凜空


23位、福岡工大4年生、時任凜空選手。
今回唯一の対抗戦、リーグ戦、関西リーグ以外からの選出。
近年、選手権常連校、福岡工大の中心BK。
U23候補メンバーに選ばれる等、実力はおりがみつき。
最終学年となる今季、選手権に出場し、悲願の3回戦勝利を掴む原動力となれるだろうか。
22位 平翔太


22位、明治大学4年生、平翔太主将。
対抗戦BK新主将組の1人。
各世代別の代表にも選出されてきた世代を代表するCTB。
U23の遠征メンバーにももちろん選ばれている。
2つ上の高校、大学の先輩でもある現スピアーズの廣瀬選手と同じ道を辿ることになった。
21位 野中健吾


21位、早稲田大学4年生、野中健吾主将。
こちらも世代を代表するBKフロントラインマン。
U23の遠征メンバーにも名を連ねている。
総合力に加えて、ゲームメイク能力の高さが際立つ選手なだけに、今季は主将としてどんなゲームメイクをしてくるか注目。
高3時には花園優勝を経験、大学最終年で荒ぶるなるだろうか。
野中選手についての記事は下記。


20位 大町佳生


20位 帝京大学4年生、大町佳生選手。
仮に主将就任となれば対抗戦の平、今野、高橋、野中主将らと優勝を争うことになり、個人的には胸熱の展開となる。
ちなみにこの世代のU20では主将を務めたのはこの大町選手。
この大町選手も今野、平選手同様、総合力の高さが魅力の選手。
その中でも、粘り腰なキャリーが強みの選手といえるだろうか。
26〜20位はおおよそ、各チームのゲームメイカー、CTB陣を並べた。
19位 山口匠


19位、明治大学3年生、山口匠選手。
今回のランキング初めてのフロントロー。
昨シーズンは先発出場1回ながら、U23のメンバーにも名を連ね、今シーズンは3番としての出場が多くなると見込まれる。
18位 檜山蒼介


続けて18位、同じく明治大学3年生、檜山蒼介選手。
先に挙げた山口選手と今季、明治の両PRとして出場、スクラムの柱となることが期待される。
檜山選手は昨シーズン対抗戦、選手権で明治の10試合全てに先発出場し、ハイレバレッジでのビッグプレーも連発。
スクラムだけでなく、フィールドプレーにも今季は注目して見ていきたい。
17位 海老澤琥珀


17位、明治大学3年生、海老澤琥珀選手。
海老澤選手に関してはもっと上の順位に位置付ける方々も多いとは思うが、一旦今回はこの順位。
世代を代表する快速WTB。
近年の報徳学園躍進を支えた中心選手の1人。
昨年JAPANの合宿にも召集され、代表デビューも近いかと思われていたが、昨シーズンの終盤ではゲームから遠ざかる場面がこれまでからすると増えた印象。
ただ、実力者であることは間違いない。
バウンスバックとは言わないまでも、自身としてソフトリビルドを成功させるシーズンとなるだろうか。
16位 上田倭士


16位、帝京大学3年生、上田倭士選手。
弟様も帝京大学へ入学。
もし兄弟でCTBコンビとなれば胸熱な展開。
昨シーズンは帝京大学の全試合にフル出場と、2年生ながらチームのBKを支える大活躍。
昨シーズンからFWの中心選手が多数卒業となった一方、BKのメンバーはほぼ変わっていないことから、今季帝京大学はBKのチームとなると思われる。
その中心選手と間違いなくなるだろう内の1人。
派手さと言うよりは献身的なタイプのBKと言えるだろうか。
15位 ジュアン・ウーストハイゼン


15位、東洋大学4年生、ジュアン・ウーストハイゼン選手。
お馴染み、2m越えのLO。
1年生でデビューした時の衝撃は今でも鮮明に記憶に残っている。
大学最終年の今季で一気にJAPANのLO級の選手へと成長してくれたらいいなぁと思っている。
14位 小野澤謙真


14位、慶應義塾大学2年生、小野澤謙真選手。
昨シーズン、個人的に大注目だった選手の1人。
高校時代、そのスケールの大きさで高校JAPANにも選出された。
個人的には初年度にも関わらず、大学レベルにアジャストできていた印象。
今季は大学レベルにアジャストした状態でシーズンに臨めることで、昨シーズン以上の活躍が期待できると考えている。
昨シーズン終盤、負傷で離脱してしまったが、今季はフルシーズンの出場ができるかも1つの焦点となるだろう。
13位 栗田文介


13位、早稲田大学4年生、栗田文介選手。
1年生での鮮烈デビューから今季が大学最終年となる。
昨シーズンは負傷によりゲームタイムはそれまでのそれより大幅に削減したが、出場すれば献身的なプレーを黙々とこなす非常にチームにいるとありがたい選手。
昨シーズンから佐藤主将らFWのキーマンが卒業したことで今季の早稲田FWのキーマン的役割が期待される。
12位 竹之下仁吾


12位、明治大学3年生、竹之下仁吾選手。
この選手は先に挙げた東選手、同様、対抗戦、選手権の終盤からゲームタイムが増えた選手。
途中出場ながら、限られたゲームタイムの活躍が認められ、選手権では15番を確保。
オーモリもその活躍を見て、今季大ブレイクの予感がしたためにこの順位での紹介となる。
今季は昨シーズンからキム・アンピョン選手、安田選手らが卒業となり、明治の主軸バックスリーとしての活躍が期待される選手の1人だろう。
11位 福島秀法


11位、早稲田大学4年生、福島秀法選手。
まず、地味に名前が非常にかっこいい。
名前ベースで言うと今季ベストプレーヤー。
下級生時代から、高校JAPANに選出された経験があり、その実力は間違い選手だった。
2年生時からわずかながらゲームタイムは与えられていたが、3年生となった昨シーズンに早稲田大学の全試合に出場し、OCTBとしてブレイク。
手足が長く、ダイナミックなキャリーから繰り出されるオフロードパスは昨シーズン何度も早稲田大学の得点機を演出してきた。
同時にICTBの野中選手とのコンビネーションも非常によく映る。
U23遠征メンバーに選ばれ、今シーズンも大学ラグビーにおける注目BKの1人だろう。
10位 石橋チューカ


いよいよここからトップ10。
10位、京産大3回生、石橋チューカ。
先に挙げた海老澤選手と同い年で、報徳学園躍進を支えたFWの中心選手。
公式の身長190cmと学生レベルでは恵まれたと言っていいであろうサイズの持ち主でありながら、そのサイズにあぐらをかかない献身的なプレーが魅力の選手。
各世代別の代表、もちろん今回の豪州遠征にも選ばれ、バーバリアンズ戦も先発で出場。
まだ3年生だが所属の京産大でもすでにFWの中心選手と言っていいだろう。
フナキ選手が抜けた穴は小さいとは言えない中で石橋選手にかかる期待は大きくなりそう。
9位 日隈太陽


9位、帝京大学4年生、日隈太陽選手。
日隈選手は特にオーモリの偏見色が強く出た選手。
世代代表に選ばれていない選手の中では今回最高順位となる。
昨シーズン対抗戦途中からゲームタイムを確保し大ブレイク。
デビュー後の対抗戦、選手権の終盤にはもう日隈選手以外のWTBは考えられないくらいの活躍ぶり。
特に対抗戦の明治戦でのパフォーマンスには驚かされた。
タックルされても倒れない柔らかさと強さを兼ね備えた相手チームからすると嫌なWTBだろう。
U23に選ばれるかと期待していたが今回の招集は見送りとなった。
今シーズンも日隈選手にはより一層注目していきたい。
8位 森山飛翔


8位、帝京大学3年生、森山飛翔選手。
昨年JAPANの合宿にも召集された王者帝京の3番。
昨シーズン、江良選手が抜けてどうなるかと思われていた帝京大学のスクラムだったが、この森山選手の存在がチームを救ったのではないだろうか。
また、フィールドプレー、特にTPとは思えないほどの運動量の豊富さ、ディフェンスの精度が魅力的。
来季も帝京大学のスクラムの中心となるだろう。
7位 田中健想


7位、早稲田大学2年生、田中健想。
昨シーズン、1年生ながら対抗戦で帝京大学相手に1人で5トライを獲得。
もちろん田中選手1人の力のみで奪ったトライだけではないにしても、トライを獲る能力は凄まじい。
昨シーズンの19トライは対抗戦トップ。
また、エッジでボールをもらった際の1対1の強さも魅力の1つ。
1シーズンで大学レベルにアジャストした田中選手が来年どんな選手となるのか楽しみ。
6位 本橋尭也


6位、帝京大学3年生、本橋尭也。
昨シーズン優勝を果たした帝京大学の司令塔。
FWの破壊力が目立った昨シーズンの帝京大学にあって、トライまでのプロセスをクリエイトしていたのがこの本橋選手だと考える。
また、選手権決勝の早稲田大学のFH服部選手に対するディフェンスは素晴らしかった。
昨シーズンは怪我の影響でシーズン途中での復帰となったが、今季は健康でシーズン序盤からの活躍が見たいところ。
5位 シオネ・ポルテレ


5位、京都産業大学4回生、シオネ・ポルテレ選手。
その魅力はなんと言っても破壊力抜群のキャリー。
1年生で衝撃デビューを果たしたポルテレ選手。
その時はWTBであり、その時からフィジカルでは敵なし。
8へコンバートされてからもブレイクダウン周りのキャリーは破壊力抜群。
そのポルテレ選手が大学最終学年となった。
昨シーズン終盤は故障を抱えた状態でのプレーとなっただけに、今季はシーズン通して健康で過ごしてほしい。
4位 伊藤龍之介


4位、明治大学3年生、伊藤龍之介。
昨シーズン明治BKのキーマン。
その魅力はなんと言ってもラン。
昨シーズンの選手権準決勝、帝京戦終盤で見せたランは向こう2年の明治の未来だった。
U23遠征でも10番としてバーバリアンズ戦に出場。
これは大学ラグビーとは違う話題となるが、エディーさん曰くの、U23遠征メンバーから2027年W杯に出場する可能性のある選手になってほしいところ。
3位 白井瑛人


いよいよここからはベスト3。
3位、明治大学2年生、白井瑛人。
早稲田の田中選手同様、桐蔭学園出身のルーキーBK。
昨シーズンはWTB起用だったが、CTBもこなすユーティリティー性も持ち合わせる。
昨シーズンの対抗戦でのトライ数は先に挙げた早稲田の田中選手に次いで2番目。
U23のバーバリアンズ戦でも4トライを上げる大活躍。
間違いなく今後3年間の大学ラグビーの中心となる選手だろう。
バックスリーが豊富な明治でどのように起用されるかにも注目。
2位 服部亮太


2位、早稲田大学2年生、服部亮太。
昨シーズン、ビッグキックを筆頭に大学ラグビーに旋風を巻き起こした選手。
当チャンネルでも度々取り上げてきた服部選手を今回は2位とさせていただく。
ビッグキック以外にもラン、パスは学生トップクラスのスキル。
今シーズンからはマークも厳しくなると思われる中で、どのように自らの強みを出していくのか注目。
服部選手の記事は下記。


1位 矢崎由高


そして晴れある第1位は、早稲田大学3年生、矢崎由高選手。
今季の大学ラグビーの選手の中で唯一のJAPANキャップ保持者。
昨シーズンはイングランド戦でJAPAN初キャップを獲得。
その後の国内テストマッチでも出場を続け、インターナショナルレベルを20歳で経験。
今までにない、スケジュールと各大学からの徹底マークによって、LBはやや少なかった印象だった昨シーズン。
ただそれでもそのランはやはり魅力的だった。
間違いなく今季大学ラグビーでNo.1のランナー。
仮に今年もJAPANとしてテストマッチに出場してから大学ラグビーへシーズンインということならば、序盤は多少休養を与えるような運用もありなのではないかと思うなどした。
矢崎選手の大学ラグビーでのプレーをあと2年見れる可能性があると思うとありがたい限り。


結び
以上が今季の大学ラグビーオーモリ的注目ランキング。
もちろん、人数の関係で選出できなかった選手の中でも今季活躍、ブレイクする選手は現れるだろう。
逆に現在すでに故障を抱え、今シーズンのゲームタイムの確保が難しい選手が今回の30人の中にいる可能性もある。
とにかく、難しいことではあるが、どの大学の選手も大きな怪我なくシーズンを戦い切ってほしい。
関東の大学は4/20、春季リーグ、関西は5/11、春季トーナメントを皮切りに今シーズン大学ラグビーがスタートとなる。










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