先日、2025年度大学ラグビー活躍予想ランキングのコンテンツを投稿した。
ご覧になっていただいた皆様、ありがとうございました。
そのコンテンツ内で軽く告知した通り、今回は進入生に絞ってオーモリ的活躍予想ランキングTOP20についてお話しさせていただければと存じる。
いよいよ関東の大学は今週日曜日に迫った春季リーグを皮切りに今シーズンがスタートとなる。
今回紹介する選手の中に、その春季リーグですぐに活躍する選手が出てくるのか、もしくは夏、秋の本番に本格デビューとなる選手が今回のランキングに入っているのか。
それらも踏まえて見ていってもらえれば幸い。
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ランキングにおける前提
でまず、前回のランキング発表前と同様に、改めて今ランキングの前提をご了承いただければと思う。
その前提というのが次の6つ。
・対抗戦、花園ベスト8校の選手が大半を占める。
・完全にオーモリの独断と偏見。
・ポジション毎に偏りがある。
・故障の情報は一切考慮していない。
・在校生は除く。
・今回の活躍予想は向こう4年間を意識したラインナップとなる。
対抗戦、花園ベスト8校の選手が大半を占める
まず1点目、今回のランキングは対抗戦、花園ベスト8校の選手が大半を占める。
なぜなら、オーモリは昨シーズン、対抗戦、花園ベスト8校をメインに見ていたから。
したがって、申し訳ないとしか言えないのだが、現状、それら以外の勢力図の知識に乏しい。
ですので今ランキングは対抗戦、花園ベスト8校の選手が大半を占める。
完全にオーモリの独断と偏見
次に2点目、今回のランキングは完全オーモリの独断と偏見による。
なぜなら今ランキングはオーモリ1人で作成したため。
誰の意見も聞かず、ただ、オーモリの感性のみを頼りに作成した。
ですので、今ランキングは完全にオーモリの独断と偏見による。
だからこそではあるのだが、より多くのラグビーの知識に精通した皆様のご意見をコメントしていただけるとありがたい。
ポジション毎に偏りがある
次に3点目、今回のランキングはポジションに偏りがある。
これは2点目に付随することだが、オーモリの独断と偏見ということで、オーモリが注目するポジションの選手が多くを占める。
故障者の情報量は皆様と同じ
次に4点目、故障者の情報量は皆様と同じ。
これについて、オーモリは特定のチームに精通しているわけでもなく、各チームが世に出していない情報を握る術がない。
つまり、怪我人等の情報量は皆様と同じ。
したがって、今回のランキングに入っている選手がすでにチームの怪我人リストに入っている可能性もある。
在校生は除く
次に5点目、今回のランキングでは在校生は除く。
在校生に関しては前回記事、及び、動画を作成しているのでそちらをご覧ください。
在校生と新入生を別のランキングにした理由もお話ししています。
今回の活躍予想は向こう4年間を意識したラインナップとなる
そして最後に6点目、今回の活躍予想は向こう4年間を意識したラインナップとなる。
なぜなら1年生から試合に出ることが難しいと予想でき、大学ラグビーにおける1年生は数年後にチームの柱となる可能性の方が高いと考えているから。
ですので、今ランキングでは向こう4年間で活躍できるのではないかと思われる選手をピックアップさせていただいた。
その上で、同じくらいの能力かなとオーモリが判断した選手同士では、今シーズンから出場できるのではないかと思われる選手がランキングの上位に入る。
以上、6つの前提を踏まえて、この後のランキングをご覧いただければ幸い。
20位 祝原久温
20位、石見智翠館出身、帝京大学、祝原久温選手。
昨シーズン、春の選抜で準優勝に輝き、花園にはAシードとして臨んだ石見智翠館の主将。
高校時代は8とHOを兼任。
大学ではHOに専念するという声も聞いている。
祝原選手がこの順位かよ、とお考えの方も多いだろう。
ただ、祝原選手は直近の花園で足を負傷し、その怪我がどの程度癒えているかが現状では不透明。
また、HOへ正式に転向するのは大学からということで、初年度から大学レベルのスクラムに対応できるかも未知数なこと等からこの順位とさせていただいた。
もし万全の状態且つ、初年度から大学レベルにアジャストできれば、向こう4年間、帝京大学のFWを支える存在となるだろう。
19位 芦高優一
19位、大阪桐蔭出身、同志社大学、芦高優一選手。
高校時代、世代を代表するHOであり、春の選抜での大阪桐蔭優勝へ貢献した芦高選手は関西の同志社へ進学。
近年、選手権争いからは遠ざかっている同志社のFWを牽引する存在となれるだろうか。
18位 神尾樹凛
18位、國學院栃木出身、明治大学、神尾樹凛選手。
昨シーズン花園でベスト4へ勝ち進んだ國學院栃木のFH、FBを務めたBKの中心選手。
國學院栃木から明治ということでこれまでも現横浜の田村優選手をはじめ、数々の名FHを輩出してきたコース。
昨シーズン明治のFHは同じく國學院栃木出身の伊藤選手、1年生の萩井選手が主に務めたが、U23JAPANの試合で伊藤選手が負った怪我が重症だった場合、今シーズン出番が回ってくる可能性があるだろう。
17位 上田倭楓
17位、大阪桐蔭出身、帝京大学、上田倭楓選手。
今季3年生となる上田選手の弟様。
昨シーズンからのメンバーがほぼ残る帝京大学BKで、向こう4年間でどこまでゲームタイムを確保できるかが最初の課題となるだろうか。
16位 吉田琉生
16位、東海大大阪仰星出身、帝京大学、吉田琉生選手。
昨シーズン、花園準優勝に輝いた東海大大阪仰星のFH。
チーム全体を前へ進めるゲームメイクが魅力の選手と見ている。
吉田選手ももっと上の順位でいいのではないかというご意見はあるだろう。
ただ、先の上田選手同様、磐石な帝京BKなだけに、どこまでゲームタイムを確保できるかが未知数ということで今回はこの順位とさせていただく。
15位 井本章介
15位、常翔学園出身、明治大学、井本章介選手。
昨シーズン花園ベスト4、常翔学園の主将。
高校時代は主に8として活躍。
それを踏まえて、大学でも8に就くということになれば、エリートポジションである明治の8マンとなる。
昨シーズン主将の木戸選手と同じコース。
昨シーズンからそんな木戸主将、福田副将が卒業となったが、在校生でも藤井選手や、利川新副将も名を連ねる明治のBLということでこちらもまた、ゲームタイムの確保に最初は苦労することになるだろうか。
14位 セニビツ・イリエサ
16位、大分東明出身、帝京大学、セニビツ・イリエサ選手。
高校時代は基本的にFWのLO・BLに加えて、CTBもこなす機動力と器用さを持ち合わせる選手。
昨シーズンの花園ではフィニッシャーからの出場でインパクトプレイヤーとしての役割を担っていたように映る。
2年生時から高校JAPAN候補にすでに選ばれており、能力の高さが窺える。
昨シーズンのカイサ選手のように、パワフルな選手の存在が帝京大学の強みの1つだと思われるので、このイリエサ選手も帝京大学の強みを支える選手になっていくだろう。
13位 アホ・アントニオ
続けて15位、青森山田出身、帝京大学、アホ・アントニオ選手。
この選手も先に挙げたイリエサ選手と同じ役割を帝京大学で担うだろう。
アントニオ選手は2年生時からすでに高校JAPANメンバーに選ばれており、実績としても申し分ないだろうか。
12位 古賀龍人
12位、桐蔭学園出身、明治大学、古賀龍人選手。
昨シーズン花園優勝、桐蔭学園の最後尾を支えた選手。
また、先日発表されたU20の合宿メンバーにも選出された。
現状明治のBKは昨シーズンからのメンバー変更が他大学よりはあれど、実力者がすでにひしめいている状態。
今シーズンからいきなり出場は難しくとも、向こう4年間のどこかで出番が回ってくる可能性が古賀選手は高いと思われる。
11位 百武聖仁
11位、東海大大阪仰星出身、明治大学、百武聖仁選手。
昨シーズンにおける東海大大阪仰星FWの中心選手。
高校時代は公式、身長186cmということでLOだったが、190cm越えのLOがひしめく明治FWではもしかしたらBLでの出場となる可能性があるだろうか。
10位 名取凛之輔
10位、大阪桐蔭出身、早稲田大学、名取凛之輔選手。
昨シーズン、大阪桐蔭の試合で皆勤賞。
BKの中心選手として活躍していた。
おそらく早稲田でも、昨シーズンからのBKメンバーが多数残る今シーズンは難しいかもしれないが、2年生以降、出番が爆増するのではないかと思われる選手。
9位 竹之下誠仁
9位、大阪桐蔭出身、帝京大学、竹之下誠仁選手。
昨シーズンは出場試合数8に対して、先発は2回のみ。
ただ、花園を見て、限られたゲームタイムの中で抜群の活躍を見せていた。
帝京大学進学後も、昨シーズンまで在籍した五島選手のようなXファクター的な選手となるだろうか。
もちろんスターターとしての出場も見たいところではある。
8位 佐々木大斗
8位、常翔学園出身、明治大学、佐々木大斗選手。
昨シーズン花園を代表するTPの1人。
この選手はおそらく向こう4年間、明治のTPとして大活躍するとオーモリが見込んでいる選手。
明治の両PRには昨年からのメンバーである檜山選手、U23遠征に参加した山口選手がいる。
ここにポジション争いで入ってくるのではないだろうか。
1年生で明治のTPに定着した選手は過去10年でいない。
ただ、佐々木選手はそれをできるポテンシャルを秘めているとオーモリは現状考えている。
7位 小林祐貴
7位、慶應義塾高校から慶應義塾大学、小林祐貴選手。
今回のランキングで唯一花園未出場の高校からの選出。
ただ、U23の遠征候補メンバーには選出されており、能力は間違いなし。
昨シーズンの慶應義塾は1年生FH和田選手、先に挙げた小野澤選手、など楽しみな選手が何人かデビュー。
そこに小林選手が加入という事で戦力は間違いなく上がるだろう。
6位 久住誓蓮
6位、石見智翠館出身、天理大学、久住誓蓮選手。
高校JAPANに選出された世代を代表するバックスリーの1人。
天理大学で活躍したBKは藤原選手、松永選手、立川選手、サイア選手等、基本的にリーグワンでも活躍し、その先のJAPANに絡む選手が多い。
また、オーモリは久住選手の高校時代のプレーを見て、この選手好き!となった。
それらを踏まえて、将来が非常に楽しみな選手、そして何より、オーモリが推したい!ということで久住選手をここで紹介させていただいた。
5位 平山風希
5位、大分東名出身、早稲田大学、平山風希選手。
この選手も先に挙げた明治へ入学する佐々木選手同様、世代を代表するTPの1人。
繰り上がりではあるが、今季の高校JAPANメンバーにも選出。
早稲田ファンの方々の声を聞くと、今シーズンの早稲田のTPは新井選手がスタメン有力そう。
1年生から出場してきた亀山選手が昨季から卒業し、早稲田としては穴埋めが必要なポジションの1つであるTPに新井選手と、平山選手が上手くハマれば、不安視されていたTPの部分が逆に強みとなるだろうか。
4位 申驥世
4位、桐蔭学園出身、慶應義塾大学、申驥世選手。
昨シーズン花園優勝の桐蔭学園の主将。
また、高校JAPANの主将も務めていた。
そのことからも分かる通り、リーダーシップが非常に評価されている選手。
ただ、申選手はそのプレーも非常にハイレベル。
少し気は早いが、4年後の慶應義塾の主将をつとめているだろう。
そうなると、昨シーズンの中山主将、今季の今野主将と慶應義塾の主将は基本的に桐蔭学園出身選手が務めることが既定路線となりそう。
3位 川端隆馬
そしていよいよトップ3。
3位、大阪桐蔭出身、早稲田大学、川端隆馬選手。
昨シーズン選抜優勝を果たした大阪桐蔭を支えたSH。
同じく早稲田に入学する名取選手や、帝京へ進学する竹之下選手、そしてこの川端選手等を有していた大阪桐蔭はそりゃ強いよなと思うなどした。
早稲田としてはTP同様、昨シーズンに4年生が務めていたポジションを世代屈指のプレイヤーで補たことになる。
ただ、昨シーズンの早稲田においてSHはスターター、リザーブ共に4年生が入っていたこともあり、平山選手よりも川端選手の方が即戦力としてのチームへの貢献が求められるだろうか。
2位 後藤快斗
2位、桐蔭学園出身、明治大学、後藤快斗選手。
昨シーズン優勝の桐蔭学園のSH。
同時に3位の川端選手と共に高校JAPANへ選出された選手。
昨シーズンの明治はシーズン終盤でSHを1人しか起用できなかったことがやや痛かった印象。
そこに世代屈指のSHである後藤選手が加入したことで一気にその問題は解決されただろうか。
1位 丹羽雄丸
そして1位は、桐蔭学園出身、同志社大学、丹羽雄丸選手。
昨シーズン花園を制した桐蔭学園のFH。
もちろん彼だけの力ではないが、それにしても、この丹羽選手が桐蔭学園の優勝に最も良い影響を与えた選手の1人であることは間違いなかっただろう。
大会が進むにつれ、その存在感は増していく一方だった。
2位の後藤選手とのコンビネーションも桐蔭学園にとっては非常に大きい武器の1つとなっていただろう。
もちろん高校JAPANにも選出され、イングランド遠征でもチームのFHを担った。
注目していた進学先はまさかと言っていいだろう、対抗戦のチームではなく、関西、同志社大学。
最近やや低迷期が続いている同志社。
1年生から試合に出場してくるかは現状は不明だが、もし1年生から出場となれば、同志社の低迷を脱するためのキーマンとなるだろう。
昨シーズンの花園ベースでいうと、この丹羽選手が間違いなくオーモリの中では最注目選手となる。
結び
以上が今季新入生の活躍予想ランキング。
とはいえ、今回紹介した選手以外、例えば早稲田の栗田選手のように、いわゆる有名高校の出身でない選手がいきなり1年生から大ブレイクを見せる可能性も十分にある。
ですので、今回のランキングはあくまでも昨シーズンの花園を見たいち素人の意見であるということで参考程度に見ていただければ幸い。
最後に、毎年そうだが、その年の新入生は向こう4年各大学の未来となる。
難しい話ではあるが、全ての選手が大きな怪我なく、4年間大学ラグビーという舞台で活躍できることを切に願い、今回のランキングとさせていただく。
全ての新1年生に幸あれ。







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