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【JAPANの未来!】佐藤健次が最強な2つの理由!【総合力と考える力】

今季の早稲田の主将であり、未来のJAPAN候補、日本の全ラグビーファンが注目していた埼玉WKの佐藤健次選手アーリーエントリーによるリーグワンデビューを果たした。

同じ世代のアーリーエントリーの選手の中では、同じ日の別会場で行われた、大東文化大学から相模原へ入団したハニテリ・ヴァイレア選手のデビューから15分遅れで2番目の速さでのデビューとなった。

そんな日本ラグビーの未来、日本ラグビーを背負う存在となると思われる佐藤選手について、その凄さはラグビーファン全員がわかっているとは思うが、今回、改めてオーモリがその凄さを紹介させていただきたく、当コンテンツを作成するに至った。

正直、現状、オーモリは佐藤健次選手は日本ラグビー界において最強選手の1人であると考えている。
当コンテンツはそのことを伝えたい!という内容になっている。

と同時に、ラグビーに対し、目の肥えた皆様は、佐藤選手のどこに彼の強みを最も感じているか教えていただければ幸い。

そして、例によって、オーモリが思う佐藤選手の特出すべき部分を先に上げると、それが次のとおりで

総合力と考える力

となる。

オーモリ

オーモリです。YouTubeX(旧Twitter)もやってます。

目次

経歴

改めて、公式177cm、107kg、この1月からリーグワンへ加入、現在、22歳の佐藤選手。
その経歴を振り返ると学生時代から非常に注目を集める選手だった。

幼少期

群馬県高崎RCで5歳の時に楕円球に出会う。

中学時代

中学校ではサッカー部に所属。

それと並行して横浜RSでラグビーを続ける。
この中学校の部活はサッカー、課外活動でラグビースクールというのはオーモリと全く同じ、と覚えていってください。

横浜RS時代は主にWTBで活躍し、神奈川県スクール選抜として全国大会準優勝、優秀選手にも輝いた。
ちなみに、この時のチームメイトには明治の倉島選手がおり、対戦相手の大阪中学校選抜には帝京大学で活躍した倉橋、小村、選手、京産大主将の辻野選手、東海大主将の近藤選手、明治の山田選手、筑波大の大畑選手らが揃う、今見ると最強のメンバーが揃っていた。

スクールとして出場した太陽生命カップでは優勝も経験。

オーモリ自身、関東出身なのでわかるのだが、ここまで佐藤選手が所属した高崎、横浜RSといえば、関東圏では最強のチームで有名だった。
現在フランスのトゥールーズで活躍する齋藤直人選手、横浜のFH武藤ゆらぎ選手も横浜RSの出身。
当時のオーモリとしては絶対に戦いたくないチームの筆頭が高崎、横浜RSだった。

高校時代

中学卒業後は神奈川の桐蔭学園高校へ進学。
この桐蔭学園入学後の成績は本当に輝かしいものとなっている。

高校からはWTBから8MANへコンバート。
力強いランと派手な緑のスパイクということもあり、1年生から注目を集める選手となっていった。

佐藤選手が在籍した3年間で桐蔭学園は、全国大会出場6回、内優勝4回、準優勝2回と全ての大会で決勝まで進出。

佐藤選手が2年生、3年生の時の桐蔭学園はまさに無双状態で敵なしだった印象。
特に3年生時の花園では全6試合で30得点以上且つ15失点以内で勝利しており、どの試合もダブルスコアで勝利。
ちなみにこの時の桐蔭学園のメンバーを見るとLPRに明治の倉島選手、HOに慶応主将の中山選手、LOに帝京主将の青木選手、OCTBに明治の秋濱選手、そしてFBに当時1年生の矢崎選手と、今見ても超豪華、且つ、驚異的なラインナップとなっていた。

自身としては高校入学年の高校セブンスでの大会でメンバー入りを皮切りに、1年生から試合に出場し続け、セブンスの大会以外は全国大会では全試合、8番で出場。

2年生時には当時の主将、伊藤選手率いたチームによる初の花園単独優勝を含む、チームの高校3冠に大きく貢献。

3年生時にはチーム主将を務め、新型コロナウイルスの影響で全国大会は花園しか開催されなかったが、その大会でチームを初の連覇に導いた。

これらの間、U17、高校JAPANの世代別代表にも漏れなく選出されている。

大学時代

高校卒業後は関東対抗戦の早稲田大学へ進学。
早稲田へ入学後も周囲の期待に応える大活躍。

1年生から試合に出場し続け、秋以降の公式戦に絞って見てみると、8試合、全試合先発で640分出場。

2年生からJAPANになるためにという理由でHOへ転向し、自身として大学在籍中最多の11試合、内9試合先発で761分出場。

3年生では8試合、全試合先発で600分出場。

そして4年生では第107代主将を務め、8試合全試合先発で600分出場。
この年、エディーさんの率いるJAPANのスコッドへ招集されJAPANXVとしてマオリオールブラックス戦でトップカテゴリーのインターナショナルデビューを果たし、2試合目ではモールから同初トライも記録した。
その影響でやや調整に時間を要し、シーズン中盤には欠場することもあったが、終盤にはしっかりコンディションを整え、結果として8試合に出場。

4年間で合計35試合、内先発33試合、2603分出場と大きな負傷もなく、高校時代から大学卒業まで大車輪、フル回転の活躍を見せた。

また、大学4年間通算での33トライは今季の4年生の中で近大の植田選手に次いで2位となっている。

埼玉WKへ

そして早稲田大学卒業後の現在、HOとして目標と掲げる堀江さんが在籍したリーグワンの埼玉WKへアーリーエントリーで入団。

今季はここまで、デビューした7節から4試合連続で合計79分間出場で内1試合で先発出場も果しており、その試合でモールからリーグワン初トライも記録している。
また、10節ではチームのOFL、ラクラン・ボシャー選手の負傷の影響もあり、BLでの出場も見られ、早稲田時代もそうだったが、FWにおけるユーティリティーも発揮した。

と、佐藤選手の経歴を振り返るとこんな感じになるだろうか。

佐藤選手のここがすごい

では、佐藤選手はなぜ日本ラグビー界最強選手の1人なのかということについてここからお話ししたい。

その理由が改めて次のとおりで、

総合力と考える力

となる。

総合力

まず総合力について、佐藤選手は現状、日本ラグビーおいてアスリートとして最も総合力が高い選手だとオーモリは考えている。

もちろん、それぞれのカテゴリーで見れば佐藤選手よりも高いステータスを持つ選手はいる。
ただ、大前提、カテゴリー別で見ても佐藤選手より優れた選手は少ない。

その上でパワーであれば青木選手、スピードであれば矢崎選手、といった感じでカテゴリーに特化している、ポジションの特色も相まって部分的には佐藤選手よりステータスの高い選手は大勢いるだろう。

しかし、全カテゴリー、いわゆる5ツールの総合点でいうのであれば佐藤選手より高い選手はいない、もしくは今後佐藤選手は5ツールポイントで最も高い選手になるだろう。

高校時代から武器としてきたランにおけるフィジカル、3年生の早慶戦でのLBのランスピード、4年生選手権準決勝、決勝で見せたディフェンスにおけるタックルとTO、同じく決勝で見せたインターセプトからわかる運動神経とラグビー理解度の高さ等、どの場面を切り取っても、近年で佐藤選手を超える5ツールプレイヤーはいないのではないか、と思わせるほど。

そんな選手が現代ラグビーにおいて最も重要だと見られているHOに鎮座している、且つ、日本で最強のチームに属しているということでその実力は未だ青天井だろう。

考える力

次に佐藤選手の特別な点、それが考える力。

具体的には直近の2つのエピソードが挙げられるだろうか。

まず、2年生時にJAPANになるためにHOへ転向したこと。

公式の身長177cmとインターナショナルのBLとしてはサイズ的に厳しいセレクションになる。
その上でHOならJAPANを目指せると考え、転向を決意。
結果的にJAPANXVにも選出され、現在はリーグワンで最も勝利をあげている埼玉で試合に出場している。

次に、埼玉WKへ入団することでゲームタイムを現状確保できている。

試合出場時間の可能性、レベルアップできる環境、チームのレベル、これらを踏まえた上で埼玉は佐藤選手にはベストな選択だったと言わざるを得ない。

チームの大黒柱だった堀江さんの引退によって坂手選手以外のHOの椅子は混戦状態。
今日本でベストHOの坂手選手の側にいれる。
しかも埼玉は現在リーグワンで最も勝利をあげている日本一に最も近いチームの一つ。

もちろん、埼玉側から熱烈なオファーはあったとは思われるが、自分としてベストな環境はどこなのかということを考え、実行した結果、アーリーエントリーながらゲームタイムの確保に成功した。

ゲームタイムさえ確保すれば佐藤選手の実力であればトップティアのレベルにアジャストするのは時間の問題だろう。
だからゲームタイムの確保は佐藤選手に限らず、有望新人選手にとって何よりも重要な要素。
そのタスクを佐藤選手は考える力によってパスした。

ですので今挙げた2つが佐藤選手が最強たる理由になるとオーモリは考えている。

JAPANに入らないわけない

そんな佐藤選手が、JAPANに呼ばれるのは健康さえ守れれば時間の問題となるだろう。

現にJAPANの合宿には招集されており、初キャップまでの道のりはそう遠くはないのかもしれない。

江良選手と夢の共闘なるか!?

その中でほぼ同世代のHOとして気になる存在なのがなんといってもスピアーズの江良選手だろう。

現時点で佐藤選手と江良選手、どちらがファーストチョイスのHOなのかと言われると非常にタフなチョイスとなる。

また、当然、坂手選手の存在も忘れてはならない。

他にも昨年JAPANのHOを支えた松岡選手等、ライバルは非常に多い。

JAPANになるためにHOへ転向し、目標としていたJAPAN初キャップへ最後の土台である埼玉入りまでは完成させた佐藤選手。

ここからさらに総合力と考える力に磨きをかけ、どのようにJAPAN初キャップを獲得していくのか、同世代のトップHO、江良選手とJAPANでの共闘は実現するのか、注目。

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引用元

https://panasonic.co.jp

https://www.facebook.com/takasakirugbyclub/?locale=ja_JP

https://www.facebook.com/photo.php?

https://news.jsports.co.jp

https://twitter.com/waseda_rugby?s=21

https://4years.asahi.com

https://rugby-rp.com

https://www.kubota-spears.com

https://www.rugby-japan.jp

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この記事を書いた人

千葉県出身。ラグビーに対する感想を発信するYouTubeとブログを運営。またその運用方法も発信。全ての選手関係者へリスペクトを込めて。
賃貸不動産営業の会社員が本業。夢は副業で独立。
MLBもにわかながら好き。

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