以前、来年の明治はどうなのかというコンテンツを投稿した後に、そういえば明治ってここ最近ずっと凄いメンバー揃えてない?と思うなどした。
オーモリはその手の疑問が浮かぶとそれらを羅列し、選抜してみたくなる壁がある。
ということで今回は過去の明治出身選手の中でのオーモリ的ベスト15をご紹介していきたいと思う。
オーモリと同じような壁の持ち主、明治ファンの方々に楽しんでいただければ幸い。
コメント欄で私はこの選手が選ばれるべきだったと思う等々、ご意見いただければ幸い。
先に今回の前提をお伝えするとまず過去っていつまでというところにおいては大体、2015年ごろまでが目安。
なぜなら私が本格的に大学ラグビーを見始めたのがこの辺りの時期だから。
2015年はオーモリが大学1年生だったので同世代が大学へ進学し、大学ラグビーとオーモリの興味が重なった時期。
それ以前の選手となるとオーモリはあまり知識がないので2015年あたりを目安とさせていただいた。
また、選定基準に関しては、例によって完全にオーモリの独断と偏見、特に大学時代の印象に重きを置かせていただいた。
オーモリ一人の目線でのメンバー選出となるからこそ、皆様の知恵をお借りしたい。
では早速ベスト15のご紹介に移る。

オーモリです。YouTube・X(旧Twitter)もやってます。
LP安昌豪


まずは明治といえばのFWから。
LP、安昌豪選手。
相模原DB所属。
大阪朝高時代は李承信選手と同級生。
1年生からずっと試合に出場し続け4年間明治大学ラグビー部に貢献した明治のLPらしい良い選手だった。
3年生時に選手権優勝を経験。
安昌豪選手の大学時代印象に残っている場面は彼が4年生の時の選手権決勝。
当時の対戦相手だった早稲田ボールのスクラムでターンオーバーを奪い、それまで見たことない表情で彼が吠えた場面が非常に印象的。
前半のうちに早稲田に31点リードを許し後半、明治は得点を重ねるしかない中でチームの雰囲気を一気に変える働きだったのではないだろうか。
HO武井日向


次にHO、武井日向選手。
BR東京所属。
先に紹介した安昌豪選手と同期で彼も1年生からずっと明治のHOを4年間支えた選手。
つまり3年生で優勝を経験。
國學院栃木時代は8MANだったが大学に入学し、HOへコンバート。
高校2年生時、Aシードだった國學院栃木は先発15人中14人が3年生だった。
その中で、武井選手だけが2年生で先発出場していたと思い出すと、並の選手ではなかったことが当時から窺えた。
繰り返しになるが武井選手が3年生の時に福田主将率いる明治は22年ぶりに大学日本一に輝く。
その後を受け継いだ主将ということで相当なプレッシャーがあったとは思われるが、見事主将としての責務を全う。
目標とした場所には届かなかったが、この年の明治も相当良いチームだった(毎年そうだが)。
武井選手の大学時代印象的だった場面は彼が3年生時、大学選手権で先制トライを奪ったシーン。
15-6と当時の対戦相手、天理にリードして迎えた61分、この武井選手のトライで明治は22-5と点差を17点まで広げ、試合終盤、天理の怒涛の追い上げを振り切り優勝。
天理サポーターからしたらあのトライによって生まれた点差が非常に重くののしかかったことだろう。-
TP祝原涼介


次にTP、祝原涼介選手。
横浜E所属。
明治在籍時はLPもこなす万能PRとして活躍。
最終学年でチームの優勝に貢献。
高校は桐蔭学園に所属し、2年生で出場した花園で2年生ながら抜群の存在感を示し、世代トップクラスのプロップにおける注目選手となった。
3年生時は花園出場の座は古田選手、丹治選手らを要する慶應義塾へ譲ることとなる。
そんな祝原選手は4年生時、対抗戦以降の公式戦では全11試合で3番を背負った。
近年で言うと明治の3番で先発で出場し続けた選手はこの年の祝原選手と2023年の為房選手くらい。
ちなみに為房選手は10試合全試合で先発。
そう考えると為房選手もすごいかったのだが、今回においてはチームの優勝に貢献した、1試合分多い、そしてオーモリと同い年、これらの要素及びバイアスによって祝原選手を選出とさせていただく。
真っさらな状態でもう一度この企画をやったらどっちを選ぶかは未知数。
LO田島貫太郎


次にLO、田島貫太郎選手。
埼玉WK入団発表。
ちなみに同期入団の佐藤選手、リーグワン初キャップ、おめでとうございます。
東福岡時代からそのサイズが圧倒的だった田島選手、意外にも大学での公式戦出場は4年生のみ。
先輩に山本嶺二郎選手、亀井選手らが所属していたこともその要因だっただろうか。
そんな田島選手の大学時代印象的だった場面は4年生時の大学選手権準決勝。
正直、それまで感情をあまり表に出さないタイプの選手とオーモリは田島選手を見ていた。
しかしこの年は田島選手は感情を全面に出したプレーでラインアウトを中心にチームを牽引。
そして大学最後の試合となった選手権準決勝、帝京大学戦では過去一エモーショナルなプレーだったように見えた。
スクラムで反則を誘発した際の表情は印象的。
その上で、試合の勝敗は決した中での最後のトライは田島選手の大学4年間そのものだった。
LO片倉康瑛


次に同じくLO、片倉康瑛選手。
東京SG所属。
彼も先に挙げた田島選手同様、在籍中は明治のラインアウトのキーマンだった。
2年生時に優勝に貢献。
後述するが箸本選手と2年生LOコンビとしてこの年から向こう3年明治のFWを支える存在となった。
片倉選手の大学時代の印象は相手ボールのラインアウトスティールがものすごく上手ということ。
190cmを超えるサイズも手伝ってマイボールラインアウトの確保はもちろん、相手ボールラインアウトの分析に非常に長けていた。
2018年優勝時の主将、福田選手がJsportsで明治戦の解説を務めた際に、片倉選手はラインアウトオタクだと表現するほど。
背が高い人がラインアウトオタクでよかったと思うなどした。
BL箸本龍雅


次にBL1人目、箸本龍雅選手。
東京SG所属。
大学時代はLO、8MANで主に出場だったが今回はBL枠で選出させていただいた。
先に挙げた片倉選手と2年生時にLOでコンビを組み優勝を経験。
東福岡で主将を務め、大学でも最終学年では主将を務めた。
ちなみにこの代の優勝は小鍛冶、藤原、松永、市川、フィフィタ選手擁する天理大学だったことは記憶に新しい。
箸本選手の大学時代最も印象的だった場面はLP安昌豪選手と同じく箸本選手が3年生だった大学選手権決勝の早稲田戦。
この試合の箸本選手はまさにオールアウトの活躍。
トライセーブタックル、自らトライを決めるなど大車輪の活躍。
もし、あの試合のPOMを選んでと言われたら間違いなく箸本選手を選ぶだろう。
BL井上遼


次にBL2人目、井上遼選手。
神戸S所属。
大学時代は主にOFLとして出場。
祝原選手と同期であり最終学年でチームの優勝に貢献。
井上選手の印象はとにかくボールキャリー。
特別体が大きかったわけではなかったけどそこで倒れずゲイン切れるのか!と何度も驚嘆させられた。
この井上選手の存在は優勝した当時の明治にとって非常に大きな存在だっただろう。
BL松橋周平


次にBL3人目、松橋周平選手。
BR東京所属。
大学時代は主に8MANで活躍。
オーモリ的に近年の明治でベストプレイヤーだと思っている。
なぜなら、最も明治大学ラグビー部らしい選手だと思うから。
明治の8MANといえば超エリートポジション。
その8MANに求められていることはとにかく接点で前に出ること。
そのミッションを最も遂行していたのが近年では松橋選手だと思う。
だから松橋選手がベストプレイヤーとオーモリはさせていただきたい。
また、銀河系軍団の明治の中にあって、いわゆる全国大会常連ではない、市立船橋出身であれだけの活躍をしていたという点もオーモリ的にはグッとくるポイントだったりもする。
SH福田健太


ここからはBK。
で、正直、それぞれのポジションで選手を選ぶ際、全体を通してBKの方が難しい選択だった。
明治といえばFWというイメージがある中で近年の明治のBKはまさに才能大集結といったところ。
そんな選ぶのに苦労したBKをここから紹介させていただく。
まずSH、福田健太選手。
東京SG所属。
先に何度も申し上げている通り、2018年度明治を22ぶりの優勝へ導いた主将。
福田選手は今もそうだが、学生時代から変わらず超強気で超攻撃型のプレー。
大学時代最も印象に残った場面はスクラムやラックサイドを抜けていくプレー。
中でも彼が3年生時の選手権決勝、帝京相手にラックサイドからわずかな隙をついて奪ったトライが印象的だった。
FH田村優


そして、来た。
今回のメンバーで最年長。
FH、田村優選手。
横浜E所属。
皆様ご存知、知らない人はいないであろう、JAPANのFH。
オーモリの中で明治のFHといえばと聞かれればやっぱり田村優選手になってしまう。
高校から地元の愛知県を離れ、國學院栃木へ入学し、そこでラグビーを始める。
卒業後は明治へ進学し、1年生から10番を背負う。
学生時代、印象的だったシーンは田村選手にとっての明治最後の試合。
当時怪我を押して強行出場していたことが発覚、満身創痍だった。
その状態でコンディション不良を感じさせず、チームを支えた姿に当時高3だったオーモリは心打たれた。
大学時代は1度も選手権優勝には届かなかったけれど、田村選手以上の10番が過去、明治にいたであろうか、いやいない。(多分いたかも)
ICTB伊藤龍之介


次にICTB、伊藤龍之介選手。
来年3年生。
当チャンネルでは推しに推しまくっている伊藤選手を今回は当然ながら選出。
正直、ちゃんと冷静になると他にもICTBとして活躍した選手はいたかもしれない。
ただ最新の記憶である今季、あれだけの活躍を見せてくれた伊藤選手を選ばないことは、少なくとも今回はできなかった。
伊藤選手に関してはオーモリ的今季選手権ベスト15、来季の明治の展望動画でもお話しているので詳しくはそちらを見ていただければ幸い。
簡単に改めて紹介すると特出すべきはそのLB能力。
今季の選手権ではその能力を遺憾無く発揮しており、早稲田の服部選手はもちろんだが、この伊藤選手も非常に楽しみな存在。
ベスト15の動画と明治の展望については下記。


OCTB梶村祐介


次にOCTB、梶村祐介選手。
横浜E所属。
この選手も高校時代から超有名だった選手。
高3の時点でエディーJAPANの合宿に招集されるほどの注目選手だった。
大学は高校の同級生だった前田選手と明治へ進学。
梶村選手の大学時代、印象的だったシーンは山ほどある。
その中から強いて3つに絞ったのが下記。
- 1年生時の早明戦、WTBで出場し、ショートパントを自ら確保し奪ったトライ。
- 4年生時、選手権準決勝、大東文化戦、自陣でボールをもぎ取りキックで陣地を挽回し、自らチェイスしキックチャージからのトライ。
- 同じく4年生時、選手権決勝、インターセプトからのトライ。
花園の怪物は、大学ラグビーでもやっぱり怪物だった。
ちなみにオーモリの妹の元彼は梶村選手が3年生の時の1年生だったらしく、紅白戦で梶村選手と対峙した際、一瞬バカデカい手が見えたと思ったら、そのまま自分は仰向けで倒れていた。
梶村選手の姿は目の前から消えていたとレポートが入っている。
WTB山﨑洋之


次にWTB、山﨑洋之選手。
S東京ベイ所属。
3年生時、優勝を経験。
この山﨑選手もオーモリ的には大好きな選手の一人(スピアーズだからかもしれないが)。
彼は優勝を果たした2018年、それまでシーズン中、決してレギュラーの座を掴んでいるとはいえなかった。
ただ、対抗戦の後半から選手権の序盤にかけての活躍が当時監督だった田中澄憲さんに認められ、見事レギュラーへ定着し決勝でも1トライの活躍。
上半身がブレない腰の強さが際立つランが魅力的だった。
WTB高橋汰地


次にWTB2人目、高橋汰地選手。
トヨタV所属。
祝原、井上、福田選手と同期で4年生時に優勝に貢献。
間違いなくこの高橋選手の存在があったからこそ明治は優勝できただろう。
大学時代は主にWTB、FBとして活躍。
この選手も明治ではオーモリの最も印象に残っている選手の一人。
タックルされても倒れないランが魅力的だった。
そんな高橋選手のランで最も印象的だったシーンは彼が3年生時の選手権決勝。
トイメンだった帝京のウィングの選手を弾き飛ばして奪ったトライにはめちゃめちゃ興奮させられた。
当時のオーモリは帝京の選手がフィジカルで劣勢になる印象がなかった。
そんな中であんなトライを見せられて驚かないことができるだろうか、いや、できない。
FB雲山弘貴


そして最後の15人目、ここまで見てくれた皆様、本当にありがとうございます。
FB雲山弘貴選手。
花園L所属。
1年生の時に優勝を経験。
雲山選手といえば、ロングキックが印象的。
早稲田の服部選手が70〜80m級と言われているが、雲山選手もそれに匹敵するキックの飛距離を出せる選手。
正直、なんで雲山選手のキックが当時、今も含めてあまり取り沙汰されていないのかが不思議でならない。
雲山選手がFBとして最後尾に鎮座している時の安心感は他に変えられないものがあったとオーモリ的には強く主張したい。
おわりに
以上がオーモリが選ぶ過去、明治ベスト15。
本当に先に挙げた選手達意外にも、
- 為房選手
- 大賀選手
- 紀伊選手
- 小林選手
- 森山選手
- 飯沼選手
- 田村熙選手
- 尾又選手
- 堀米選手
- 松尾選手
- 忽那選手
- 森選手
- 山沢選手
- 石田選手
等々、あげればキリがない。
それほど近年の明治は才能溢れる選手達が集まっており、まさに銀河系軍団を築いてきたし、今後も築いていくだろう。
2018年以来優勝からは遠ざかっており、優勝を心待ちにしている明治ファンの皆様からするとややもどかしい気持ちになるだろう。
過去は振り返らず、未来に目を向けないと何も変わらないとは言いつつもこれだけ素晴らしい明治大学ラグビー部の過去を振り返ってみてもいいじゃない。と思うなどした。
6000字弱の当記事をご覧いただきありがとうございました。
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